この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
百合の華は永遠に
第1章 百合の華は永遠に
「「....は?」」
俊介とお父さんが同時に言った。
「届け出したもん。私と俊介はもう....夫婦だもん。」
「じょ、冗談やめてや百合ちゃん..出したって..出してないやろ?書いただけやろ?」
私は俊介の言葉に首を振った。
「冗談じゃないよ。前に書いたやつ、全部埋まってたから私が出してきたの、昨日。」
「き、昨日って..」
「お父さんは頑なに許してくれないし、俊介は許して貰うまで結婚しないって言うし..だから私だって..」
私の言葉にお父さんがふらりと一歩下がった。
腕から私の手を剥がして、俊介が向かいあった。