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百合の華は永遠に
第1章 百合の華は永遠に
「あかんやろ百合ちゃん。」
冷静に、でも怒気を含んだ声に私はびっくりして俊介を見上げた。
「なんで..?私だって俊介と一緒に..」
「それは嬉しいけどな。勝手すぎるで。」
「....だって..」
私が俯くと、俊介が続けた。
「お義父さんはな、百合ちゃんの幸せ考えてなかなか許してくれへんだけや。俺も百合ちゃんと一緒にいたい。でもお義父さんの気持ちも分かるから、絶対認めて貰てから、百合ちゃんもお義父さんもお義母さんも幸せにしたい思てた。」
「....」
「百合ちゃんは、お義父さんの気持ち何も考えてへん。」
俊介のキツい言葉に、私は唇を噛み締めた。
その時....
「あの~..」