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百合の華は永遠に
第1章 百合の華は永遠に
「なあなあ、なんでニヤニヤしとん?」
「ニヤニヤしてないわよ、バカ。」
「バカって..ひどいわ百合ちゃん..」
相変わらず嘆くフリをする俊介を見て、私は笑いながら握る手に力を入れた。
「ふふっ..」
「..百合ちゃん笑たらこっちまで嬉しくなるな。」
俊介が優しく笑って握り返してくれた。
「ねえ俊介..」
「ん?」
「....幸せにしてね。」
「..当たり前やろ。任せとけ。」
「家事もよろしくね?」
「当たり....え?」