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百合の華は永遠に
第1章 百合の華は永遠に
愛しい彼を見上げて、私は心の中で永遠を願った。
「..百合ちゃん、家事は役割分担で..」
「あ~俊介のご飯毎日食べられるって幸せだな~っ!」
「....ゆ、百合ちゃんのためなら毎日作ったるわ!あ、昨日もな、新しいカレー考えてみたんやけど..」
「えーまたカレー?」
百合なんて名前大嫌いだった。
白百合なんて呼ばれて、良いことなんてなかった。
でも..
隣で笑う彼は私の名前を好きだと言ってくれた。
百合の華を再び咲かせて、誰よりも愛してくれた。
そんな人に出逢えた奇跡が....
私の永遠の宝物だよ。
fin. ~百合の華は永遠に~