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百合の華は永遠に
第2章 元ヤンだって恋をする

で、私は気づいたら駅からちょっと離れた喫茶店で田所と向かい合っていた。

「…」

「…」

(…き、気まずい。男と茶飲みにくるなんてはじめてだ…っつうかこんな洒落たこと男としたことねえよ…)

気まずい思いを抱えたまま運ばれてきたコーヒーを勢い良く飲むと、熱くて口の中をやけどしてしまった。
勢いよくカップを唇から離すと、熱い液体が唇にかかった。

「っつう!!」

「だっ、大丈夫!?」

手のひらで口を押さえる私に田所が小さく叫んだ。

「だ…大丈夫…」

(ううっ…恥ずかしい…熱い…痛い…)

じわっと涙がにじみ出てくる。
するといきなり手が伸びてきて、手をはずされた。

「!?」

田所は私の唇を触ると、冷たい指を押し付けてきた。

(なっ、なっ、なななな!!)

突然のことに驚いていると、手を上げて店員さんにお水を頼む。
私は固まったまま動けなかった。

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