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百合の華は永遠に
第2章 元ヤンだって恋をする
じっと見つめられてドキッとする。
(綺麗な目してやがる..)
私はすぐ目を逸らした。
「北村さんって榊原のこと、本当に好きだよね。」
「当たり前だろ?あんな良い奴いねぇよ!」
私が興奮して言うとまたじっと見つめられる。
今度は逸らせなかった。
「でも羨ましいと思ってるでしょ。」
「なっ..」
言い当てられて私は握り拳に汗が溜まってくる。
「松田と一緒にいて笑う榊原見て、いつも北村さん嬉しそうだったけど、寂しそうだったから。」
「....」