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百合の華は永遠に
第1章 百合の華は永遠に
ガチャッー

「ただいー」

「百合ちゃん~!!」

いきなり抱きつかれて、私は後ろによろめいた。

「しゅ、俊介、いたいよ。急にどうしたのよ。」

引き剥がそうとすると、俊介がしぶしぶ離れた。

「いきなりって....そら百合ちゃんに会いたくてやなぁ~」

そういうとホラッと目を瞑った。

「も、もうっ..」

私はヒールを脱いで背伸びをして、俊介に軽くキスした。

(こういうの何時まで経っても慣れない..でも..)

「わ、私も..会いたかったよ。」

ちょっと恥ずかしかったけど、俯いて言うと優しく抱きしめられた。

「ん~百合ちゃんの匂い....3週間ぶりの..」

「ふふっ....ほら、お腹すいた。」

「ああ!よし、今日は俺特製、野菜たっぷりカレーやで!」

嬉しそうにいう俊介の手を握って、私たちはリビングに向かった。
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