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百合の華は永遠に
第2章 元ヤンだって恋をする
「逃がさないよ?」
「っ..!?」
強引な田所に胸のドキドキが止まらない。そのまま引っ張られ、ジャージで店に入るのも目立つし、日曜日のファミレスはいっぱいだしで、結局また田所の家に連れていかれた。
「お、おい、家の人..」
「いるよ。のどかも母さんも。」
その言葉にホッとする。
「襲われると思った?」
クスクス笑う田所に顔が熱くなった。
「ばっバカか!婆ちゃんに男一人のとこに行くなって昔から言われてんだよ!」
「おばあちゃんと一緒にすんでるの?」
「昔はな。まぁもう死んだけど。」
「....」