パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第2章 元ヤンだって恋をする

『楽しかったけどさぁ～..やっぱり番長ってなるとみんな敬遠してさ..里は副なのにみんなから気軽に話しかけられてて羨ましかったんだぁ～』

『けど今でも交流あるんでしょ？』

『ふふっ..多分、里がいなかったら集まらないよ。私そういうことするの苦手だし..それに里は、優しいしお姉さんみたいで頼りっきりだったもん。』

『ふ～ん..』

....って。」

急に目頭が熱くなってきて、顔を背けた。
梓が、私のことをそんな風に思っているなんて知らなかった。

「ね？だから里は一人じゃないし、比べる必要もない。」

涙を拭いながら頷くと、住宅街の真ん中だというのにギュッとされた。