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百合の華は永遠に
第2章 元ヤンだって恋をする
「北村さんっ早くない?」
「そうか?こんなもんだ!」
照れくさくて、私は必死に歩いた。
するとため息をついた田所がいきなり私の手を取った。
「!!」
「もっとゆっくり。里。」
「な、名前…」
立ち止まるとぎゅっと手を握られた。
「里はみんなに好かれてるよ。榊原の持ってないものもきっとたくさん持ってる。榊原も羨ましいって言ってた。」
「梓が…」
「一番慕われていたのは、里だって。いつもまとめてくれる里がいたから榊原が番長やってこれたんだって。
「そうか?こんなもんだ!」
照れくさくて、私は必死に歩いた。
するとため息をついた田所がいきなり私の手を取った。
「!!」
「もっとゆっくり。里。」
「な、名前…」
立ち止まるとぎゅっと手を握られた。
「里はみんなに好かれてるよ。榊原の持ってないものもきっとたくさん持ってる。榊原も羨ましいって言ってた。」
「梓が…」
「一番慕われていたのは、里だって。いつもまとめてくれる里がいたから榊原が番長やってこれたんだって。