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柔肌に泥濘んで、僕は裏返る
第15章 不可逆的ラベリング
本能が危険を感じ、腰を引こうとしても仰向けに沈み込んだ身体には、逃げ場などなかった。

カリに触れるナツの舌のくすぐったさと、なるべく耐えなければならないという意識。

ナツを制止しようと力無く落ちた指先は、ベッドのシーツを強く掴んだ。

「ナツっ…!イクっ!イッちゃう…」

今にも溢れ出しそうな感覚に、裕樹の身体は反射的に強張った。

お願いだから離れてくれ──

嘆願するような声をあげても、ナツには届かない。

ぐぽっぐぽっ、と淫靡な音と裕樹の限界の息遣いが重なる。

「本当に出ちゃうっ!!ダメだって!!」

その瞬間、シーツを強く掴む指先をナツが掬い上げるように、指が絡まった。

指先から伝わるナツの体温が、堕落の免罪符となり、全身の緊張がゆっくりと抜けていく。

「あっ…あぁ…」

声にならない声が漏れ出し、裕樹は何度も下半身が跳ねて絶頂した。

いつ終わるのか分からないほどの、強く長い快感は制御不能で、ナツを苦しめていないだろうかという不安が、ふと胸をよぎった。

だがナツは、その不安を気に留める様子もなく、目を瞑ったまま裕樹を受け止めていた。

脈打つように跳ねた腰が、次第に動きを緩めていった。

裕樹の身体は、糸が切れた人形のようにベッドに沈み込む。

ナツは慌てることなく、ゆっくりと口を窄める。

口から零さないように気を配る仕草は、どこまでも落ち着いていた。

裕樹の頭上にあったティッシュを数枚取り出し、ナツは口を開け、白濁液を静かに吐き出す。

ぼんやりとその様子を眺めていた裕樹は、全てを終えたナツと目が合った。

「たくさん出たね。」

ナツは嫌な顔ひとつ見せずに、穏やかに微笑む。

一息つくように肩の力を抜き、ナツは裕樹の隣へと身を滑らせるように横になった。

同じ目線の高さで二人は横たわり、再び視線が重なる。

先程までの妖艶さは影を潜め、落ち着きと柔らかさには母性すら含まれているようだった。

初めて女性に身を委ねたことの満足感と、今さら込み上げてくる、僅かな恥じらい。

その両方が裕樹の中で渦を巻き、それを落ち着かせるようにナツの柔肌に顔を埋めた。

「あら、甘えん坊なのね。」

ナツはそう言って、一定のリズムで裕樹の頭をポンポンと撫でた。
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