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家は檻。〜実父の異常な愛〜
第2章 続いた夜

「う、うう、ふぅ、ぐっ、あっ」
逃げたくても逃げられない。
声にならない喘ぎが、勝手に喉を擦り、漏れていく。
お父様、なぜ、そんなところを?
汚いよ、やめて。
心の隅では、そう思っていた。
しかし、じわじわと、確実に、刺激に思考が削られていく。
頭がぼうっとして、世界の輪郭がゆるんでいく。
孝幸の舌が、肉のはざまからふと離れる。
もう終わったのか――
一瞬、そんな安堵が脳裏をかすめたその時。
ぬるり、とした感触が、濡れた中指となってこよみの陰唇に触れる。
狭く、小さなその口にあてがわれた指が、ためらいもなく押し入ってくる。
「ぎっ……」
思わず漏れたのは、痛みに堪えた短いうめき声。
孝幸の顔が一瞬だけ緩んだ。まるで、細工物の仕上がりを確かめる職人のような目で、こよみの表情をじっと見つめていた。
孝幸はこよみの反応を楽しみながら、指を勝手気ままに、ぐいぐいと動かし始める。
「う、いた……いたいです、お父様……ッ」
こよみのか細い悲鳴を、孝幸の声が上書きする。
「おお……昨日、しっかりほじってやったからな。キツいにはキツいが、濡れてりゃ、俺の指ぐらい、素直に咥えるもんだ」
ぐぶ、と。
腹の奥をかきまわすように、指が探る。
深く、ねちっこく、内側を撫でるように動くその刺激は、初めはただ不快で、痛くて、こそばゆいだけだったのに――
やがて、それが何か別のものへと変わっていく。
うまく言葉にならない、どろりとした未知の感覚。
ただ身体の奥でじくじくと熱を持つそれが、じわじわとこよみの内側を侵していく。
逃げたくても逃げられない。
声にならない喘ぎが、勝手に喉を擦り、漏れていく。
お父様、なぜ、そんなところを?
汚いよ、やめて。
心の隅では、そう思っていた。
しかし、じわじわと、確実に、刺激に思考が削られていく。
頭がぼうっとして、世界の輪郭がゆるんでいく。
孝幸の舌が、肉のはざまからふと離れる。
もう終わったのか――
一瞬、そんな安堵が脳裏をかすめたその時。
ぬるり、とした感触が、濡れた中指となってこよみの陰唇に触れる。
狭く、小さなその口にあてがわれた指が、ためらいもなく押し入ってくる。
「ぎっ……」
思わず漏れたのは、痛みに堪えた短いうめき声。
孝幸の顔が一瞬だけ緩んだ。まるで、細工物の仕上がりを確かめる職人のような目で、こよみの表情をじっと見つめていた。
孝幸はこよみの反応を楽しみながら、指を勝手気ままに、ぐいぐいと動かし始める。
「う、いた……いたいです、お父様……ッ」
こよみのか細い悲鳴を、孝幸の声が上書きする。
「おお……昨日、しっかりほじってやったからな。キツいにはキツいが、濡れてりゃ、俺の指ぐらい、素直に咥えるもんだ」
ぐぶ、と。
腹の奥をかきまわすように、指が探る。
深く、ねちっこく、内側を撫でるように動くその刺激は、初めはただ不快で、痛くて、こそばゆいだけだったのに――
やがて、それが何か別のものへと変わっていく。
うまく言葉にならない、どろりとした未知の感覚。
ただ身体の奥でじくじくと熱を持つそれが、じわじわとこよみの内側を侵していく。

