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家は檻。〜実父の異常な愛〜
第3章 半透明の優等生
やがて、唇の感触が離れた。
孝幸が身体を起こし、こちらを見下ろす。

「もう十分だな」

ぽつりと落ちた孝幸のその声に、こよみの心臓が跳ねた。
次に何が来るかは、もう知っている――だからこそ、怖かった。

脚を閉じようとした。でも、孝幸の手は先に動いた。
こよみの身体を引き寄せると、片手でふくらはぎを掴み、もう片方で腰を抱えた。

衝動的に、こよみは身体を反転させていた。
力任せではなかった。けれど、はっきりと“逃げた”のだ。

うつ伏せになる。顔を布団に押しつける。
手のひらが汗でじっとり濡れていた。
息を殺して、どうかこのまま終わってほしいと願う。

「なんだ……今日は後ろからがいいのか?」

背後から、孝幸の声が落ちてきた。
からかうようでもなく、怒るでもなく、ただ、淡々と。

「……え?」

腰に手が回る。ぐいと引き上げられる。
脚が自然と開いていく。重みが乗る。
四つん這いのその姿は、こよみの羞恥心を刺激する。

次の瞬間――

こよみの肉の切れ込みに筒先があてがわれ、体重をかけて押し広げられる。

「うぐぅ……っ!」

喉の奥で濁った声がにじむ。
痛みに背筋がぎゅっと縮こまり、指先が布団を握りしめる。

涙が頬を伝う。息がうまくできない。
それでも身体は、逃げることができなかった。

「あぐっ……うあっ……」

低く軋むような吐息がこよみから漏れる。
こよみの小柄で華奢な体を、まるで人形でも扱うかのように孝幸の手が掴み、腰を持ち上げ、そして打ちつけていく。

昨日よりもしっかりと孝幸の熱を包み込むこよみの未完成な器。
しかしまだ根元まで余白を残したままである。

「あ〜いい……初めての時と変わらない具合だ」
背後からの孝幸の声。背後から漏れる、低く抑えた声。
孝幸は右手で腰を、左手でこよみの髪を乱暴に掴む。
仰け反らされた首、涙がにじむ目元。

「いっ……いぎっ……」

毛根から引き剥がされそうな痛みに、短く震える声がこぼれた。

「苦しいか?こよみ。でもな、こよみを愛してるからやってるんだぞ」
ねじ伏せるような声が、背後から投げつけられる。
肌を擦る熱よりも、奥に届くその言葉のほうが鋭い。

お父様は、私を壊して、愛してる……?
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