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家は檻。〜実父の異常な愛〜
第3章 半透明の優等生
孝幸は、こよみの両膝をゆっくりと開き、その間に身体を沈めた。
顔が近づいてくるのを見て、こよみの身体が小さく跳ねる。

「っ……や、ぁ……」

泣きじゃくる呼吸の合間から、かすれた声が漏れた。
しかし孝幸は何も答えず、そのまま舌を這わせる。
柔らかな肉に、ぬるりと濡れた感触が触れた瞬間――

こよみの全身がびくんと震えた。

肉芽を舌で擦られると、ビリビリと電流が走る、痛みとも取れるような耐え難い感覚。
頬は涙で濡れ、下半身は孝幸の唾液で濡れていく。

脚を開かされたまま、こよみは布団の上でじっとしているしかなかった。

もう秘部を舌で弄ばれるのは三度目である。
けれど――今日は、何かが違った。

背中を這い上がってくるような、妙な感覚。
ぴくりと腰が跳ねたのが、自分でも分かった。

涙は止まらないのに、脚の奥が、じわりと熱を帯びはじめている。
孝幸の唇が触れるたび、細い筋肉がこわばり、ぞわぞわと皮膚が泡立つ。
痛みじゃない。でも、決して心地よいとも言い切れない。

「……お父様……やだ、やめて……」

か細い声が漏れる。でも孝幸は答えない。
返事の代わりに、濡れた音が、より深く響いた。

こよみの指先がシーツを握る。涙が新しく頬をつたった。
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