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初恋を奪った皇太子は、私を逃がさない
第2章 禁断の庭園
庭園を歩くと、そこには昼間とはまるで異なる世界が広がっていた。

昼の陽光に照らされていた花々は、月光に包まれ、静かに揺れていた。

風が花びらを撫で、さやさやと葉が歌い出す。

まるで花々が夢を見ているかのよう。

その幻想の中で──私も、夢を見ていた。

皇太子殿下と、二人きりで庭園を歩く。

そんなこと、今朝の私が想像できただろうか。

「綺麗だ」

ぽつりと、アレクシス殿下が呟いた。

その声に振り返ろうとした瞬間、彼の手が私の手をそっと握った。

驚いて、目を見開いた。

けれど彼の視線は花ではなく──まっすぐに、私を見つめていた。

(……もしかして、“綺麗だ”って、私のこと……?)
「……!」
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