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僕の母さん
第6章 股間を舐める
ブルッ…
寒気が襲ってきて真弓は目を覚ました。
達郎と彩也香が興奮状態で体が火照っていたので、エアコンの温度設定を下げてそのまま眠ってしまったものだから室内はかなり室温が下がっていた。
「やだ、私ったら酔いつぶれて寝ちゃったのね」
自分から布団に入った記憶がないので
おそらく達郎が寝かしつけてくれたのだろう。
『情けない姿を見せちゃったわ…』
ごめんね達郎…
酔いつぶれた女から、すっかり母の顔に戻った真弓は隣で寝ているであろう達郎の姿を見ようとした。
だが、隣に寝ているはずの息子の姿はなく、
その奥のもう一組の布団に親友の佐智子の娘の彩也香と息子の達郎が、今にも愛を囁きあうかのように顔を寄せあって眠っていた。
「達郎!あんた、まさか…!?」
親たちが酔いつぶれて寝てしまったのをいいことに、
自分の息子が親友の娘を陵辱したのではないかという図式が頭に浮かんだ。
真弓は、恐る恐る二人が寝ている掛け布団を捲ってみた。
二人が真っ裸で寝ているのではないかとドキドキしたが、
捲ってみると二人に浴衣の乱れはなく、ほんの少し安堵した。
「…うん?あっ母さん起きたの?」
達郎が目を覚まして眠い目を擦りながら母の真弓に挨拶した。
「あんた、どうして彩也香ちゃんと寝てるの!」
親友の佐智子を起こさないように小声だったが、
その声は怒りに震えていた。
「やだ、母さん、勘違いしないでよ
枕が変わって寝付けないって彩也香ちゃんがいうから、
それじゃあ眠くなるまでおしゃべりしようかって添い寝してたらいつの間にか僕も寝ちゃってたみたいだ」
「本当に?本当にそれだけ?」
やだなあ、母さんは心配性だな。
いくら僕でもこんな小娘に手を出さないよ
屈託のない笑顔で話す達郎に、
真弓はホッと胸を撫で下ろした。

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