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HEAVEN~時を超えて~
第2章 新世界の中
『マコト…僕の事を呼んでくれたの?』


『…』


キョトン…からの、なんでちょっと嬉しそうに
考え事してんのよコイツ
やっぱりただの変質者か…


『ふふふ…でもストーカーさんじゃ中々ナンセンスだなぁマコト〜』



吹っかけた訳じゃない

だけどそれでも否定も名乗るもしないってことは
名乗る気がない…それなりの理由があるんだね



『ふん…』

どうせまた噛み合わない会話するなら疲れるから
話を終わらせようと、あたしは目を反らしてベットに寝転んだ



『ねぇ・・・マコト?』



ぁ、、ヤバい




『ほ、、本気で言ったわけ…ないでしょ…っ』



『マコト…』


あぁ、失敗だ
せっかく出ていくとこだったのに…余計なことしちゃった



『ぁ…あなたに…聞きたいことは沢山ある、ってだけの話じゃない…ただの』



『うん?・・・いつでも言ってよ』




『ぇ・・・』





『僕はマコトと沢山話だってしたいし

マコトの話も沢山聞かせて欲しいと思ってるよ?』



『な… …ぇ…と…ぁの

喋って・・・も、、いいの…?』



話しかけて…ちょっと硬直してしまった
振り返りざまに…ベットの近くに
口枷や手錠が沢山置いてあるのが目に入って……


『・・・っ…』


ビクン…っ…


体が反射して固まるのを・・・多分、見られていた




『?・・・あぁ、、〃コレ〃・・・?』



『…ぁ・・・、、ぁ』


逸らすのが間に合わなかったのか
彼の視線は、あたしの視線に追いついたのか
その方に手を伸ばして笑う




『・・・ゃ・・ゃだ…』


人間の体ってよくできているよね

記憶した恐怖や危機には…嫌でも反応するんだ
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