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HEAVEN~時を超えて~
第3章 錯乱
『・・・』


『マコト〜、朝ごはん何が食べたい?』



裸のまま椅子に座らせていても微動だにせず
俯いて一点を見つめてしまっている真



『マコト…〃お・は・よ・う〃

ちゃんと目を覚まして?朝だよ?』


彼女の顎に手を添えて顔を上げる


ピクリと微かに肩を震わせた真は


『ォ…ㇵ…・・・ョ…ぅ』


喉の粘膜が引っ付いて剥がれないような
枯れきった声で微かに返事をした


ああ、いけないいけない
一晩中鳴いていたんだ、声も枯れる訳だね 



『クスクス…お水飲むのが先だったね』


グラスの水にストローを差して口元に持っていくと
中の水はスルスルと吸い上げられて何度も消えて言った



『よし、ごはんを食べようね』


『・・・』


真は再び俯いて上の空になった



『マコト…食べなくちゃだめだよ?

体重全然増えてないし、むしろまた減ってるじゃない

どんどん痩せちゃうじゃないか、困った子だなあ』





ああ、懲りずに

つい説教くさいこと言っちゃうよね僕も

また嫌われちゃうね、参ったなぁ
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