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HEAVEN~時を超えて~
第3章 錯乱
『ほら、あとひと口だけ…あーん、して』


『……パ…ク…・・・』



半ば無理矢理に食事をさせて
真を寝室に運んでベットに下ろすと



おっと・・・?



『・・・』



真は僕に背を向けて両手を後ろで組んで見せてきた



振り出しに戻れ、な事態に
少し残念さを消せずにいた僕は

思いがけぬ副産物を見た思いがして
その細い両手首にそっと手錠をつけた


『・・・』


真は僕の方は一切見ずにぼんやりと遠くを見ていたけど

手を拘束されると、そのまま寝転んで
脚を閉じて足首を揃えていた

切り傷がいっぱいになってしまった細い脚に
躊躇う気持ちを隠し切れないけど
僕はそこに、そっと縄をかけた


真は目も合わせず、もう泣きもせず
ぼんやりと窓の方を見ていた


操り人形にしたい訳じゃないけれど


生身の人間だからね

程よく、を保つのは難しいものだ



少し大胆な反抗をした真が

ここでのルーティンが相応に身に刻まれている事実を垣間見せたのを見て

僕は少し報われた気持ちになる


もう一度くらいは
少しばかり心を広く待ってみようかな
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