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新人警察官の拘束体験研修
第4章 第三部 前章 お膳立て 
彼女は誰かが近付いてくるのを感じ、とっさにうつ伏せになり、体を前に進ませようとしていた。荒い呼吸の中で、(どこかで嗅いだことのある匂い…)と気付き、腰に誰かが乗るのを感じ、「ンッ…」と小さく体を揺らし、近付く脅威に抵抗を示していた。

それはフィルム担当の香織だった。彼女の腰の上にドカッと座りこんでいた。

「惜しかったわね…」と香織は言い、彼女の手首を抑えた。

「逃げる気満々だったのね…」と香織は彼女の心に釘を刺していく。

「逃げられないと…こんなことも…平気でされちゃうよね…」
彼女は香りに背後から頭を掴まれ、強制的に体を反らされると、「くっぅ…」と声にならない音を立てていた。

香織がすかさず彼女の上着のファスナーを勢いよく下ろし、彼女を再びマットの上に転がさせた。ゆっくりと肩を上着から開けさせた。服を脱がされようとする彼女の抵抗を間近で見つめていた。
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