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新人警察官の拘束体験研修
第4章 第三部 前章 お膳立て 
二の腕から下にスライドさせる度に、彼女の腰は徐々に揺れ始め、「ふぅ…」と漏れる息も腕の締りに合わせ、「ふぅ…ふぅ…ふぅ…」と間隔が短くなり、肩で息をするように見えた。

里奈は彼女の腕をしっかりと抑え、ファスナーの引手がきちんと終点までたどり着くと、小さく安堵の溜息を漏らしていた。目の前には黒光りする皮の生地が、ピッタリと彼女の両腕を包んでいた。

彼女は自分の体が、先程までとは比べ物にならない拘束を施されたと認識し、体の動きが前よりも小さく、ゆらゆらと動いていた。足首までレザーの袋に包まれ、素足が窮屈そうに擦れあっていた。両脚が一つになった感覚に膝が曲がり、お尻を突き出し、腰がクネクネと動いていた。両腕が自由を求めるのに合わせ、体がねじれ、首が反り、「ンンンッ…」と声を出し、体は再び悶えのサイクルを繰り返す。

里奈はゴールドの南京錠を手のひらに包んでいた。それを指先に持ち替え、U字型の金属部分に、ファスナー引手の輪を通した。それは彼女のお尻を食い込ませていた引手だった。近くにはレザーパンツを締めたチェーンベルトがあった。そのベルトが緩まないポイントでU字にチェーンの輪を通し、最後にはアームバインダーの引手の輪にも通していた。
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