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新人警察官の拘束体験研修
第5章 第三部 後編 水面(みなも)の波紋

それを見て彼女も「はい、暑いです…」と答え、すぐに運動着の上着を脱いで、白い体操服姿になっていた。
美帆は彼女が他の子と比べて、それほど疲れていないのではと思っていた。
「でも…どうして喉がカラカラになるって知っているんですか…?」
彼女の質問に、美帆は「えっ…」と驚きの表情を浮かべた。
「もしかして…されたことあります…?」
美帆は鋭い質問にドキッとし、(こんな場面で警察官の勘を働かせないでほしい)と願っていた。しかし、以前のお店でよく言われていた『一期一縛』という言葉を思い出していた。
「かなり昔ね…でも詳しくは聞かないでね…」と美帆が言うと、彼女は満面の笑みで聞いていた。その笑みを見て『どうしたの…?』と会話を続けたら墓穴を掘る可能性があると、美帆は思った。
彼女はふと思いついたように、「もし拘束されそうになったら…」と言いかけて止めた。拘束具担当の美帆は参加者と話す際、ケーススタディと称して彼らに具体例を考えさせていたし、彼女から見ても美帆は、知識豊富な講師として考えても間違いではなかった。
美帆は彼女が他の子と比べて、それほど疲れていないのではと思っていた。
「でも…どうして喉がカラカラになるって知っているんですか…?」
彼女の質問に、美帆は「えっ…」と驚きの表情を浮かべた。
「もしかして…されたことあります…?」
美帆は鋭い質問にドキッとし、(こんな場面で警察官の勘を働かせないでほしい)と願っていた。しかし、以前のお店でよく言われていた『一期一縛』という言葉を思い出していた。
「かなり昔ね…でも詳しくは聞かないでね…」と美帆が言うと、彼女は満面の笑みで聞いていた。その笑みを見て『どうしたの…?』と会話を続けたら墓穴を掘る可能性があると、美帆は思った。
彼女はふと思いついたように、「もし拘束されそうになったら…」と言いかけて止めた。拘束具担当の美帆は参加者と話す際、ケーススタディと称して彼らに具体例を考えさせていたし、彼女から見ても美帆は、知識豊富な講師として考えても間違いではなかった。

