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私が妻を失った話 Ⅱ
第1章 気付けなかった異変
僕が妻を奪われたのは34歳の時でした。
妻は高校の後輩で、2歳年下の32歳
自宅で美容師として働きながら
8歳と6歳の2人の息子の子育てに奮闘していました。

妻は長男が生まれた時に、
太ってしまった経験から、
トレーニングにハマっていました。
週に2回ジムに通うとともに、
毎朝、早朝6時にランニングに出掛け、
子どもを起す7時30分までにシャワーを済ます。

そんな生活を続けることで、
20代の頃のプロポーションを守っていました。
夫である私が言うのも何ですが、
成熟した色香と20代の体形を合わせ持つ
妻の姿はとても妖艶でした。
それは妻の努力の賜物だったのですが、
その姿が彼らの欲望を暴走させ、
妻と僕ら家族の幸せを飲み込んだのです。

その日も妻が朝出掛けたのには
気が付いていました。
僕を起こさないように静かにベッドを出て、
ジョギングウェアに着替えて出かけるのですが、
いつも通り6時頃に出掛けて行きました。

最初に異変を感じたのは、7時30分頃でした。
子どもを起こす時間なのに、帰ってこなかったのです。
その時は心配するというより、
僕は腹を立ててしまっていました。
妻のスマホに電話を掛けましたが、
数回のコールの後切られてしまいました。
僕は以前登録していた携帯を捜す機能で、
妻の居場所を確認すると、携帯の位置は
は自宅から2キロほど離れた林道をさしていました。

「まだ、こんな所にいるのか」

その時の僕は、その位置を不自然だとは思わず、
単に妻が時間を忘れ走っていると思っていました。
この時に妻を捜しにいっていればと、
それだけは悔やまれます。

僕は慌てて子どもを起こし、
簡単に朝食を取らせながら、
自分も出勤の準備をしました。
その内帰ってくるだろう。
安易にそう思い、妻を救えたかもしれない
1時間を無駄にしてしまいました。

僕が本当に心配し始めたのは、
子ども達を送り出した後、
自分も出勤しなくてはならない、
8時30分になった時でした。

急に心配になった僕が、
もう一度妻の位置情報を確認すると、
妻のスマホは先ほどと同じ林道に。
病気やケガで妻が動けないのかもと、
僕は出勤前にその林道を確認するため、
車でその場所に向かいました。
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