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庶務OLさゆり女王様~秘蜜の支配~
第1章 発見

丸の内のオフィス。昼下がりの会議室に、ため息混じりの声が響いた。
「野村……また資料が間に合っていないじゃないか。」
田中達郎、41歳。営業部長として社内での地位は盤石。部下にも厳しく、容赦のない叱責で知られている。彼の視線の先で、小さく肩をすくめているのが契約社員の野村さゆりだ。
33歳。事務方を担当する庶務。長い髪を後ろでひとつに束ね、薄いベージュのノースリーブのブラウスにタイトスカート。ビジネスカジュアルの装いでありながら、夏のオフィスで彼女の白い二の腕や、ふと腕を上げたときに覗く腋の滑らかな肌が目に入る。
「……すみません、田中部長……」
弱々しく答える声。しかし、その姿はどこか達郎の神経を逆なでする。仕事においては無能で、叱責の対象でしかないはずなのに、胸の奥底にくすぶる苛立ちと、妙な熱が同時に湧き上がっていた。
会議後、デスクに戻ってもその光景が頭から離れない。真面目に謝りながらも、どこか色香を漂わせる彼女。ノースリーブから覗く脇のライン。書類を抱えたときにふっと香る甘い匂い。
「……くそ、何を考えてるんだ俺は。」
夜。自宅に戻り、シャワーを浴びたあと、酒を片手にパソコンを開く。達郎には誰にも言えない習慣
「野村……また資料が間に合っていないじゃないか。」
田中達郎、41歳。営業部長として社内での地位は盤石。部下にも厳しく、容赦のない叱責で知られている。彼の視線の先で、小さく肩をすくめているのが契約社員の野村さゆりだ。
33歳。事務方を担当する庶務。長い髪を後ろでひとつに束ね、薄いベージュのノースリーブのブラウスにタイトスカート。ビジネスカジュアルの装いでありながら、夏のオフィスで彼女の白い二の腕や、ふと腕を上げたときに覗く腋の滑らかな肌が目に入る。
「……すみません、田中部長……」
弱々しく答える声。しかし、その姿はどこか達郎の神経を逆なでする。仕事においては無能で、叱責の対象でしかないはずなのに、胸の奥底にくすぶる苛立ちと、妙な熱が同時に湧き上がっていた。
会議後、デスクに戻ってもその光景が頭から離れない。真面目に謝りながらも、どこか色香を漂わせる彼女。ノースリーブから覗く脇のライン。書類を抱えたときにふっと香る甘い匂い。
「……くそ、何を考えてるんだ俺は。」
夜。自宅に戻り、シャワーを浴びたあと、酒を片手にパソコンを開く。達郎には誰にも言えない習慣

