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庶務OLさゆり女王様~秘蜜の支配~
第2章 隠された日常
「達郎さん……ほんとに、こんなことして……楽しいの?」
サユミ女王様はベッドの端に腰かけ、ハイヒールを交差させる。長い脚が艶やかに組まれ、スカートの裾から白い太ももがちらつく。
達郎は床にひざまずき、その光景だけで息を荒げていた。
「楽しいなんてもんじゃない……。サユミ女王様の前に跪けることが……生きてる証なんだ……」
彼の真剣な瞳を見て、さゆりは胸の奥がざわつく。
――ほんとに、私なんかが……。
庶務で怒られてばかりの私を、こんなにも崇めるなんて。
「……じゃあ……」
彼女は小さく深呼吸をして、勇気を振り絞った。
その唇がかすかに震える。
「……私の唾……飲んでみる?」
言った瞬間、自分で耳まで赤くなる。
こんなこと、普通なら絶対に言えない。けれど“女王様”としての顔が、さゆりにその台詞を言わせた。
達郎の全身に電流が走った。
「……サユミ女王様……っ、お願いします……!」
さゆりは視線を逸らすように顔を横に向け、ほんの少し口の中に唾をためる。
そして、達郎の前にしゃがみ込み、彼の口の上にそっと吐きかける。
透明な雫が糸を引き、達郎の唇に落ちる。
「……ん……っ……!」
彼は貪るようにそれを飲み込み、涙をにじませながら恍惚の声を漏らした。
「ありがとうございます……サユミ女王様……」
その姿を見た瞬間、さゆりの胸に奇妙な熱が灯る。
――本当に、この人は……私の唾ひとつで……こんなに……。
恥ずかしくて、思わず顔を手で覆う。
「な、なんで……そんなに嬉しそうにするの……? ほんと、変態……」
だが、その声はもう“庶務のさゆり”ではなかった。
ハイヒールで床を小さく鳴らし、彼の顎をつまんで見下ろす。
「……でも、そんな変態を、私が飼ってあげるのも……悪くないかもね」
羞恥と支配の狭間で揺れるサユミ女王様。
その姿に、達郎はますます深く沈んでいった。
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