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庶務OLさゆり女王様~秘蜜の支配~
第2章 隠された日常
「サユミ女王様……」
達郎は床に手をつき、頭を垂れる。昼間、社員の前で強がっていた姿などもうどこにもない。
目の前に差し出されたのは、黒いピンヒール。磨き上げられたつま先に、自分の情けない顔が映り込む。
「……ほんとに……やるの?」
サユミ――いや、さゆりの声は震えていた。
女王様として命じながらも、瞳の奥には消えきらない恥じらいが宿っている。
「私……会社では部長に怒られてばっかりの、出来ない庶務なんだよ? そんな私が……あなたを支配するなんて……」
その弱気な吐息が、達郎の心をさらに熱くする。
彼は顔を上げ、潤んだ目で懇願するように見つめた。
「だからこそいいんだ……。君しかいない。昼間どんなに怒鳴っても……夜は、君に跪きたいんだ。僕を見下してほしい……」
サユミ女王様の肩が小さく震える。
――恥ずかしい。けれど、この人は本気だ。
その想いが胸を打つ。
「……じゃあ……」
彼女はそっと腋を見せるように片腕を上げた。ノースリーブの布地から覗く白い肌。微かに汗を帯びたその匂いが、達郎の鼻をくすぐる。
「……わ、私の腋に……挨拶して……。サユミ女王様に、今日も仕えるって……ちゃんと……言ってみせて」
顔を真っ赤にしながら、女王様としての命令を下す。
恥じらいと権威がないまぜになったその姿は、達郎にとって世界で一番美しい。
彼は震える唇を腋に寄せ、熱を帯びた息を吐き出した。
「サユミ女王様……どうか今日も、この哀れな奴隷を……お導きくださいませ」
「……っ」
さゆりの頬が熱を帯びる。羞恥に震えながらも、女王様として微笑みを浮かべる。
「ふふ……よく言えたわね。いい子」
その瞬間、達郎の心は完全に溶かされた。
会社で威圧する上司でもなく、庶務として叱られる部下でもない。
ここにはただ、 恥じらいながらも支配する女王様 と、 その足元に喜んで這いつくばる奴隷 しか存在していなかった。
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