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絶倫お兄ちゃんに注がれて《短編》
第1章 絶倫お兄ちゃんに注がれて♡




「── はぁ?お前の彼氏、そんなに下手なの?」


テーブルを挟んだ向こう側、2時間もののバラエティ番組を横目に、私の悩み相談に乗ってくれる。

彼の名前は、秋人(あきと)。

5歳年上のお兄ちゃんで、私は"秋にぃ"って呼んでる。

秋にぃとは子供の頃から仲が良く、お互いに社会人になった今でも、二人きりで出掛けるような関係だ。

意地悪だけど、なんだかんだ可愛がってくれるし。

女友達相手には聞けないような下ネタにも付き合ってくれるから、貴重な存在だと思ってる。


それに…

妹の私が言うのもなんだけど…、結構カッコいいし。

特定の彼女を作らず、セフレとばかり遊んでいるみたいだけど…、トラブルにさえ巻き込まれなければ、自己責任で楽しんだらいいと、私は思ってる。



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