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久美子
第1章 スナックのママ
 俺はちょくちょく、札幌に出張があり夜はススキノで飲む事がある。と言うかほとんど通っている。一人居酒屋で飲み食いをし、スナックでちょっと呑んで帰るのだ。
しかし今はコロナ禍でスナックはほぼ閉めている。とある雑居ビルに「久美子」と言うスナックが開いている。
中に入るとママ一人。まぁだいたい自分と同じくらい。

「いらっしゃい!植草さん、今日もお一人?」
「あぁ、連れなんて居ないよ。他の娘は?」
「みんなコロナで辞めちゃったの。」
「厳しいよね。」
「今日はお茶引きかと思ってたの。良かった。」

入り口のドアは開けたままに
水割りを飲みながら他愛もない話をする。
ここは通って1、2年だろう。
店が終わった後、一緒に寿司を食べたり、飲み直したりするくらいの仲になっていた。

「あ〜ぁ!今年で20年かぁ。」
「ここ?じゃあ老舗じゃないの?」
「まぁ、長くやっているだけね。」
「ちなみにママはこの店の前は?」
「ン〜、色々。」
「苦労したんだね?」
「まぁ、そんなに苦労もないけど。」

「あーそうだ!ネエネエ!家にワインあるんだ。一人で飲むには多いから付き合わない?もう今日はおしまいにして」
「ママが良ければ、俺は構わないよ。明日はゆっくり帰る予定だから。」
「じゃあ決定!ちょっと待ってて、準備してくるから。」

店のドアを閉めて二人で外に出る。交番の辺りは1番人通りの多い所だが、閑散としている。
ママの家は5分ほど東へ歩くとマンションがあり、そこの1番上の階。
部屋は2LDK。一人では少し広いだろう。

「もうここも引き払って小さい所に引っ越す予定。」
「勿体ないんじない?店にも近いし。」
「う〜ん、でも結構家賃高いからね。東区か白石にしようと思うの。」
「って地理的に良く分かんないけど、」
「歩いて地下鉄で15分くらいよ。それでもかなり近いの。」

何だかんだでワインが空いた。2人共したたかに酔った。どちらからともなく抱き合い、キスをする。
ソファにママを横たわらせ、首筋にキスをする。

「あぁ、あーン・・・ごめん・・ちょっといい?」
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