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第13章 危険な罠、ふたつの欲望の前にただ狂い咲く……。

「げほ、っぐぅ、あがっ、ごぶっ、らめぇええええええっ！」
　あたしはとうとう白目を剥いて、潮を吹きっぱなしの状態に陥ってしまったんだ……。


「はひ、はひ……」
　潮を吹いたあたしの身体はずっと痙攣している。
　未だにおしっこがトロトロと流れているのが判った。
　ベッドの上で荒い呼吸を繰り返しながら、あたしは裸のまま恥ずかしい部分のすべてを剥き出しにしたまま、仰向けになっていた。
　唯斗さんと須藤さんの精子を浴びてベトベト。
　口の中もドロドロする。
　吐精した蜜が口から唾液と一緒に流れ落ちているのが判る。

「お前さぁ、こんなに澪ちゃんに執着してんのになんで告ってあげねぇの？」
　意識下で須藤さんの声がする。

「俺は――……」

　聞きたかった内容は、あたしの意識が限界だった。

　そのまま、意識を手放してしまったんだ。



　《危険な罠、ふたつの欲望の前にただ狂い咲く……。・完》