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魅惑~甘く溺れる心と身体。
第18章 ずっと好き~せめて想うだけでも許してください。
 ◆
カーテンの隙間から穏やかな朝の日差しが部屋へと入ってくる。
あたしは、眩しくてそっと目を開けた。
――ここは……。
周りを見渡せば、白を基調とした見知った部屋だった。
唯斗さんの部屋。
どうしてあたしはこの部屋で寝ているのだろうか。
しかもあたし、いつの間にパジャマに着替えたんだろう。
まったく身に覚えがない。
寝ぼけ眼のまま、未だしっかり覚醒できていない頭で記憶を辿る。
たしか、そう。
昨日、姫実花さんが家にやって来て、唯斗さんが追いかけたんだ。
それから、おじさんに出会って唯斗さんに振られるならと自暴自棄になって抱かれた――。
そして、そう。
てっきり姫実花さんと一夜を過ごすと思っていたのに、唯斗さんが居なくなったあたしを探しに来て、助けてくれたんだ。
奔流のようにあたしの記憶が蘇ってくる。
思い出したくもなかった出来事が押し寄せる。
唯斗さん……。
そっと目を伏せる。
あれ?
腰のあたり、何か重たいものがある?
 
とたんに心臓が跳ねた。
寝返りを打って確かめたら――。
そこには大好きな人がいたんだ。
どうやらあたしは添い寝してもらっていたらしい。
長い睫毛と高い鼻梁。
整った顔立ちのそのひと。
少し視線を頭上に向ければ、目覚まし時計は6時3分を指していた。
カーテンの隙間から穏やかな朝の日差しが部屋へと入ってくる。
あたしは、眩しくてそっと目を開けた。
――ここは……。
周りを見渡せば、白を基調とした見知った部屋だった。
唯斗さんの部屋。
どうしてあたしはこの部屋で寝ているのだろうか。
しかもあたし、いつの間にパジャマに着替えたんだろう。
まったく身に覚えがない。
寝ぼけ眼のまま、未だしっかり覚醒できていない頭で記憶を辿る。
たしか、そう。
昨日、姫実花さんが家にやって来て、唯斗さんが追いかけたんだ。
それから、おじさんに出会って唯斗さんに振られるならと自暴自棄になって抱かれた――。
そして、そう。
てっきり姫実花さんと一夜を過ごすと思っていたのに、唯斗さんが居なくなったあたしを探しに来て、助けてくれたんだ。
奔流のようにあたしの記憶が蘇ってくる。
思い出したくもなかった出来事が押し寄せる。
唯斗さん……。
そっと目を伏せる。
あれ?
腰のあたり、何か重たいものがある?
とたんに心臓が跳ねた。
寝返りを打って確かめたら――。
そこには大好きな人がいたんだ。
どうやらあたしは添い寝してもらっていたらしい。
長い睫毛と高い鼻梁。
整った顔立ちのそのひと。
少し視線を頭上に向ければ、目覚まし時計は6時3分を指していた。

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