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魅惑~甘く溺れる心と身体。
第6章 もう間違いなく両想いでしょ!

 好きな人に見られていると思うとドキドキもするんだけど、理由はそれだけじゃない。

 それがね、パソコンでお仕事している時の唯斗さん、いつもとひと味違っていて、とっても素敵なんだもんっ!
 いつもの唯斗さんももちろん、格好いいんだけど、お仕事中は眼鏡をかけてて、すっごく知的で格好いいの!
 真剣に画面を見ながら小さく呟くその薄い唇も――。
 眉間に皺を寄せながら考え込む仕草も素敵!!

「澪ちゃん?」
 ――あ、しまった。

 不安そうな声が携帯越しから聞こえてきて、あたしの脳内は一気に現実世界に戻った。

 ついつい唯斗さんの様子を思い出してしまっていた。
 今はそんな余裕ないのに。
 唯斗さんのピンチなんだった!

「あ、ごめんなさい! えっと……」
 USBメモリー、USBメモリーっと……。

「あ、ありましたよ机の上に。色はブラックですよね?」
「そう、それ! 澪ちゃん、今日は空いてる? 会社まで持ってきてもらうことは可能かな? 14時からのプレゼンにどうしても必要なんだ……」

 忘れ物を唯斗さんの会社まで……。
 それってつまり……。
『都合の良いように扱われてるんじゃない?』
「――っつ!」
 唯斗さんのお願いに、脳裏に明美の声が木霊する。

「澪ちゃん?」
 脳内の明美の言葉に被さって唯斗さんが心配そうに訊ねてくる。

「あっ、ごめんなさっ。行きます! 大丈夫です」
「12時30分から昼休憩に入るからその時に受け取りたいんだけれど、会社のロビーまで頼めるかな?」


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