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第10章 ラブラブデートで蕩ける身体。

　内容は、60歳を迎える男性の恋物語。
　愛していた奥様を亡くした男性が生きる糧を失って、愛犬を散歩させていた同世代の女性とお話しをしていくうちに少しずつ日々に楽しみを見出していく、っていう話。
　内容はほんわか系で、しかもシニアの恋物語。
　実はあたしの周りの友達ったらみんなアクション映画とか、ミーハーばっかりで、イケメン俳優が出ている映画を観たがるから、なかなか趣味が合わず、難しくって……。

　唯斗さんとのデートだし、今日はもうすっごく楽しみ！！

　そりゃ、好きな人に抱かれるのは嫌じゃないけれど、彼カノとして一緒に出歩けるのがとても嬉しい。
　ずっと抱かれていると、明美の言うとおり、本当にセフレの関係性になりそうだから……。

　唯斗さんはやっぱりあたしのことが好きだと思う。
　告白……はまだしてくれてないけれど、きっとそう。
　だってあたしが生理で苦しがっている時、エッチなしでずっと介抱してくれたもん。
　絶対絶対あたしたち両想いなんだよ！！

　今日こそ告白してもらうんだからっ！

　そんな今日のコーディネートは……。
　えっと、唯斗さんに付けられたキスマークがあるから露出度高いものは着られません。
　膝下丈の白地に桃色の小花柄が散りばめられているワンピースと、腰に太めのバックルベルト。小花柄と同じ色のサンダルで決まり！

　色気で唯斗さんに迫るのは、キスマークを他の人に見られるのが恥ずかしいからお預けです。