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100番目の女
第2章 99人目の女
幸いカズヒトにはカウンターの会話は聞こえなかったらしく、テーブル客の相手を笑顔で務めている。

他人事ながら、末はホストか結婚詐欺師かとカズヒトの将来が心配だ。



「冗談でも止めてくださいね?」
ニッコリ笑ってタバスコをカップに入れるフリをすると、おじさん達は顔を強張らせて私に謝った。



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