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脳内ショートストーリー
第5章 【南 咲綾と加賀谷 旺佑〜会社の先輩後輩の恋〜】





いつも完璧で抜け目がない素敵な上司
この人の下につけて良かった、と常々思う
他部署からも人気が強くて…というか
社内人気が半端ない
去年から入社説明会の司会進行も任されていて
その年の入社倍率が桁違いで増加したらしい



色んな案件抱えてるのに誰かの案件が遅れていたら
足踏み揃えてアドバイスをくれる
そっと背中を押してくれるんだよな
だから皆、自信に繋がっていって結果上手くいってる
上司だけど、良い意味で線引きがない
同じ目線で話してくれるからかな



「大森くん、打ち合わせ行ける?」


「はい!大丈夫です!」


「じゃ、行こっか」



って、行こっか…の笑顔が破壊率半端ない
大森良いなぁ、一緒に打ち合わせ〜って周りも俺も
思ってる事実
毎日、目の保養にはなってるんだけど
日を追うごとにこの想いは強くなってるって気付いてる
もう入社して丸2年の片思いってやつ
拗らせ過ぎてるよなぁ〜
でもその原因も……



打ち上げの飲み会席で、女の子の社員が
「南さんの彼氏ってどんな人ですか〜?」って
酔った勢いで聞いてるのを耳にしてしまった
指輪とかはしない人
でもこんな綺麗な人を放っておく男も居ないだろ
誰もが聞きたかった事だった
「居ない居ない」と上手く交わしてたけど、
真相はわからない
いや、居るでしょ
フラれるの確定で告白なんて出来るわけないよ……



それなのにさ、
「加賀谷くん?酔った?隣、良い?」って
グラス持って来るんだもん
夢かと思った、同じテーブルに居た野郎たちも喜んでる
クソ……俺の隣に来てくれたんだぞ
でも人気者だから席を移動してもぞろぞろと他の人も来る
そろそろ目が据わってきた俺を心配してくれてんすか?
お水、こぼしたみたいですみません
ハンカチで拭いてくれたのちょっとだけ覚えてます



どうやら俺は酒が回ってしまって
「南さんの肩借りて良いですか?」と眠ってしまった
ずっと良い匂いがしてた
絶対、月曜日とか皆にブーブー言われるんだろうな
酔ったふりしたつもりが本当に寝てしまったんだよ
バカだよな、南さんに介抱されるとか幸せ過ぎんだろ
何、本当に寝てんだよ、勿体ない





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