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脳内ショートストーリー
第5章 【南 咲綾と加賀谷 旺佑〜会社の先輩後輩の恋〜】
「勘違い、して良いんですか…?」
「ん、いいよ」
「え…?また誂ってます?」
「ん?誂ってないよ、本当の事だよ」
「えぇ……マジっすか?」
「んふふ、ちゃんと記憶ある?寝て起きたら記憶すっ飛んでました〜とかない?」
「あります、あります……もうシラフっす」
「ふふ、本当かなぁ〜?」
隣で膝抱えて座る南さんが可愛過ぎてシヌ……
待って、こっち見てんのエグい……
ドキドキしておかしくなっちゃうから
「顔真っ赤だよ、大丈夫?」
「いや、これは……お酒とかじゃないです」
「そうなの?」
「はい……」
この空気感やべぇ……
南さんから出てる空気感がほんわかなんだけど
見た事もない顔されてレア感強くて
語彙力一気になくなる…!
すぐ近くに座ってて、息遣いとかもわかっちゃって
あぁ……膝小僧が当たってる
チラっと目を見たら頬杖ついて見てるんだもん
「もしかして緊張してる?」
「はい?」
「安心して?何もしないから」
「え?え?」
「はい、コレ…」と手渡されたのはメンズものの
着替えとバスタオル
「大丈夫そうならシャワー浴びといでよ」って……
メンズものがあるって事は……そういう事だよな
うわ、また一人で勝手に盛り上がって
奈落の底に落ちるやつだ……
素直に受け取りシャワーへ
「あ、シャワーの出し方わかるかな?」って背後から
来て教えようとしてくれたんだけど
引き際がもうわからなくなって一緒にバスルームに
入っては、勝手に壁側に押し倒してしまう
「え、やっぱ酔ってる?え、あっ…ちょっと」
手が滑ってシャワーが出てしまった
俺も、南さんも一緒に水をかぶる
盾になってかからないようにしたら
もう目の前に南さんの顔があって……
「酔ってないです、でも、勘違いはして良いんですよね…?」
わぁ……俺、なに言ってんだ
勝手に中まで連れ込んで服濡らして
こんな至近距離で…酔ってないとか通用しないよな
真っ直ぐ過ぎる眼差しには酔ってますって
クサ過ぎる台詞言えねぇ……

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