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乱世に生まれた女たちの運命
第2章 村の女の話 惣兵衛の妻おふくの話
「おら、娘っ子、子種をくれてやるわ、ぐぉぉ
、おぉ、はぁ、はぁ、堪らん、堪らん、堪らんわい」
「う、う、おかぁ、おかぁ」
自分の身に起きていることが理解できないのかしれません。娘の啜り泣く声が聞こえるのです。
「ほら、どけ、次は俺だ、おぉ、堪らんな。若い娘だぞい、へっへっへ」
笑いながら娘の細い体を掴み股ぐらに腰を打ちつけるのです。
「堪らぬな、やはり若い娘はよいわ、体から良き香りがするわ、ほれ、わしの珍棒を舐めろ、ほれ、わしはおなごの中に出すのも好きじゃが、口に出すのも好きなんじゃ。」
「う、う、うぇ、うぇぇ」
「おぉ、それ、子種が出そうじゃ、ほれ、ほれ、あぁー、はぁ、はぁ、おーほっほ、たっぷり出たわ」
「う、うぅー、ゲホッ、ゲホッ、うぇ」
「こやつ、吐きよった、ほれ、飲み込まぬか、もったいなかろう」
「おー、おー、くさい、くさい、もう口吸いはできぬな、あっはっはっはっは」
「おぉ~、わしも果てそうだぞい、たっぷり子種をくれてやるわ、孕め、孕め」
雑兵は腰の動きを止めると体を震わせながら歓喜の声を上げます。
「孕んだら人買いは安くしか買わんぞい」
「知ったことか、腹が出る前に売ればよい、はっはっは、娘っ子やい、お前はどうせ売られる身よ、それともわしの嫁子にならぬか」
娘も私も惨めで死ぬ思いであります。

あれから幾時経ったか、気がつけば雑兵たちの姿はなく、私は裸ん坊のまま地べたに横たわっておりました。夫の惣兵衛がほうけた顔で私のそばで立ち尽くしておりました。
娘の姿はありません。どこへ連れて行かれたのか分かりません。

私と何人かは連れ去られず、若い娘と幼子たちは皆連れ去られたと聞きました。
私と同じ目にあった方は裸ん坊で目を開けたまま、空を見ておりました。
これからどう生きるのかそんなこともどうでもよく、娘のおたえのことを思うと涙が止まらなかったのです。
乱世の世に生を受けた自らの運命を呪うことしかできなかったのであります。




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