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銀狼
第9章 禁忌の果実を貪れ──
湿ったドレスから解放されて、セレナの豊満な胸ははち切れそうだ。
両手首を固定され視界まで奪われた彼女は…
「…ん…っ」
掠める男の吐息に身を震わすしかない。
「…そのままで抱いてやろう」
「……?」
「躊躇いと後悔、罪の意識にまみれたお前の…全てを愛してやる」
…スッと、手が離れる。
現れた視界の──セレナの目の前では、微笑むローがあり得ないほどの色気をまとって彼女を試していた。
セレナがその瞬間に自らの負けを認めるのも…無理のないことだった。
残りのボタンが外されていく様を見守り…
──そして最後に抜かれた細紐のリボン。
完全にドレスがはだけたところで、無防備な胸に彼は顔を埋める。
「……ああ…」
セレナは甘く溜め息をついた。
直に押し付けられた唇は、雨で冷えた肌に温かかった。
膨らみの谷間を吸われると、ズグンと重たい感覚が彼女の身体にかかる。
例えるならば胸の奥の、一番深いトコロを吸い出されてしまいそうな…。
思わず悦びに震えが走った。