この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
銀狼
第9章 禁忌の果実を貪れ──
互いの舌を絡めつつ、腰の動きも忘れない。
初めは優雅な律動から──
時折ぐるりと円をかいて彼女を掻き回す。
「‥‥フ‥‥ッん‥んっ‥…んっ…‥」
その度に塞がれた口からくぐもった喘ぎが零れた。
貪るような口付けなのに
ここに陵辱さを感じない…。
──何故だろう?
「‥‥ん…!! …ハァ…っ…」
「──…っ」
そして余裕を剥ぎ取られていくのがセレナだけとは限らない。
ローの額から彼女の頬へと滴り落ちる雫はまさしく…湖の水から彼自身の汗に変わっていた。
「…っ…セレナ…!! 」
セレナの声を聞きたい。だが、不器用にも絡んでくるこの舌を逃したくない。
その矛盾した思いを抱えながら、その腰は彼女をさらに高めようと淫猥な動きを繰り返す。
自身の根元で蜜壺を丁寧にほぐし
先端で子宮口を擦った。
「…ロウ…っは…ぁ…!! 」
苦しい…!!
セレナはセレナで…息ができない中でも彼の舌を欲する自分に戸惑うばかり。