この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
銀狼
第11章 儚き運命

銀狼の濁ったふたつの眼が光を放ち、天地に轟く咆哮をあげると…

それを合図に狼達は一斉に兵士に襲いかかったのだった。





───





「──…ハァっ、不味いです!隊列を乱され兵が散り散りに……ッッ」


「動揺するなー!化け物がいることは分かっていた筈だ!訓練通りに行えーー!!」



彼等の持つ銃の弱点は、一度撃てば弾込めに時間がかかることである。

それを補うのは隊を組んでの集団戦法。

だが、異質な獣の存在がそれを不可能にしていた。



「…っあ…!! また来たぞよけろ!」



高く跳躍した銀狼は隊列を掻き回すように人間達の間に降り立つ。

巨大な身体と長い尾を回転させ周りの人間を蹴散らした。



悲鳴をあげて銃を構えた男は

その声が止む間もなく喉を喰い切られる──。



そして銀狼は時を見計らって間合いをとりながら後退し、他からの銃弾をかわした。

それを狡猾に繰り返す銀狼の牙は、兵から冷静さを剥ぎ取り混乱させるのに十分であった。



/276ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ