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銀狼
第4章 月夜の陵辱


それなのに…

そんな小さな誇りさえ、彼女は持つことを許されない。


「…ああッ…いや‥‥」

「死にたいというのは真実か?」


止まっていた腰がまた…動き出す。


「答えろ…!! 」


銀狼は顔を隠すセレナの手を掴み剥ぎ取ると

身体中を舐め回した狼達の舌が、唯一触れなかった彼女の顔──そこに唇を落とした。


彼の唇は

頬から、そしてセレナの薄紅色の唇へゆっくりと重ねられた。



「…んんッ‥‥‥ンむ……ハァ‥」


そして舌が差し込まれ──


「…っ…それほど死を望むなら、このまま私が喰ってやろう」

「…‥!!‥……ン‥ハァっ…」


蜜壺をえぐる動きが激しくなる。


自然と強張るセレナの身体を溶かさんと、男の舌が口の中で厭らしく蠢いた。


“ 今度は何を、している、の……!? ”


セレナは上手く拒めずに、口の穴までも彼に捧げるしかない。


動揺を色濃く映した声が

熱い吐息と共に、二人の唇のあわいから漏れ出していた。



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