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お嬢様、隷奴悶絶‼ 可憐な乙女は中年童貞に救いを求め…?
第9章 :お嬢様の痴態が全校生徒にお披露目されて

もとより洋助は小心な人間だ。
大それたことを犯した誘拐劇への罪悪感は強い。
愛菜の身も心配だった。
なぜ、浜尾が愛菜にあそこまで執心し、拉致を決行したのか、その理由は知れない。
教えてももらえず、単に保身のために協力したに過ぎない。
(まさか、あの娘、殺されでもしなければいいが…)
洋助は、そう思いつつも不思議なもので、愛菜が不逞の輩の魔手に堕ちているという事実に、性的な興奮を禁じ得ないのだ。
浜尾が自分に対し、愛菜への凌辱を命じたわけだし、当然今後彼女を人質として捕え続ける以上、なにがしかの辱めを加えることは間違いないのだ。
「宇佐美君、どうやら事件だ」
ニマニマと中年男特有の卑しい笑みを投げかけ、そっと用務員の自分に耳打ちをする臨時教員の秦野に、思わずビクッと反応した。
「な、なにがです」
「わが校のマドンナ、成瀬川嬢――――」
学校にも派閥がある。
反学園長派として知られる、旧会長派と言われる非主流のグループに属する秦野は、PTAや教育長にも影響を持つ成瀬川家が気に入らないらしい。
国際交流ボランティアの経験者で、留学事業を請け負う秦野。
都内の高校生で結成される国際交流代表団のリーダーに選出された愛菜に対しても、財界人の祖父の影響であることを理由に、公然と異議を唱えた御仁である。
「恥ずかしい動画を取られたらしいよぉ?」
粘着質な物言いだった。
のっぺりとした面長の顔に、好奇心と教職者らしからぬ卑しさが垣間見える。
洋助の心臓が高鳴る。
大それたことを犯した誘拐劇への罪悪感は強い。
愛菜の身も心配だった。
なぜ、浜尾が愛菜にあそこまで執心し、拉致を決行したのか、その理由は知れない。
教えてももらえず、単に保身のために協力したに過ぎない。
(まさか、あの娘、殺されでもしなければいいが…)
洋助は、そう思いつつも不思議なもので、愛菜が不逞の輩の魔手に堕ちているという事実に、性的な興奮を禁じ得ないのだ。
浜尾が自分に対し、愛菜への凌辱を命じたわけだし、当然今後彼女を人質として捕え続ける以上、なにがしかの辱めを加えることは間違いないのだ。
「宇佐美君、どうやら事件だ」
ニマニマと中年男特有の卑しい笑みを投げかけ、そっと用務員の自分に耳打ちをする臨時教員の秦野に、思わずビクッと反応した。
「な、なにがです」
「わが校のマドンナ、成瀬川嬢――――」
学校にも派閥がある。
反学園長派として知られる、旧会長派と言われる非主流のグループに属する秦野は、PTAや教育長にも影響を持つ成瀬川家が気に入らないらしい。
国際交流ボランティアの経験者で、留学事業を請け負う秦野。
都内の高校生で結成される国際交流代表団のリーダーに選出された愛菜に対しても、財界人の祖父の影響であることを理由に、公然と異議を唱えた御仁である。
「恥ずかしい動画を取られたらしいよぉ?」
粘着質な物言いだった。
のっぺりとした面長の顔に、好奇心と教職者らしからぬ卑しさが垣間見える。
洋助の心臓が高鳴る。

