この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
略奪貴公子
第22章 決意の涙

「ア…アドルフなの…?」

 何が起こっているのだろう。

 レベッカは乱れた胸元を隠すのも忘れて、暗い部屋に立つアドルフに呆然としていた。

 ただ、今のアドルフの目はレベッカではなくて、足元に転がるエドガーに向いていた。

「お前…!レベッカに何をしていた?」

「…ぶ、無礼者が…!いや、違う、侵入者だな?人を呼ぶぞ?」

「人呼んでマズイのはお前の方だろうよ、外道が」

 凛々しい目が、怒りに歪んでエドガーを睨んでいる。

 そして起き上がろうとしたエドガーを突き飛ばし、尻もちをついた相手に乗り上げ、胸ぐらを掴んだ。

 アドルフとエドガーは同年代だが、体格が違う。あっという間にエドガーは押さえ付けられた。

「…ゲホッ…貴様…どこの犬だ!?俺はこの城の次期当主だぞ。こんな真似をして許されると思うなよ!?」

「次期当主……?」

 なら、お前が……!

 吠えるエドガーの言葉を聞いて、アドルフの顔がますます険しくなる。


/274ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ