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略奪貴公子
第7章 花ヒラク乙女
「…ハァ…ハァ…っ…ケホッ…‥ぁ、ああ」
どちら、を?
この苦しさをとめてくれるなら、どちらでも…。
この身体の疼きを沈めてくれるなら
何でもいい──。
「……っ」
わかった、降参の意味が。彼がわたしに何をさせたいのかを、理解した。
“ でも…っ、そんなことできない…… ”
「──…大丈夫ですよ」
彼の声は優しかった。
「言えま…せん…っ、あああ…ッ…//」
しかし降参の意味を理解してもなお、レベッカは何もすることができなかった。
「こんなこと…許され、ない…」
「許される…。そのために、私はあなたを城からこの場所に連れ出したのだから」
グチュ ...ゴリッ
「…ああッ、アっ…//」
蜜路の手前のある一点を強く押して揺さぶられ、彼女の身体が弓なりに反れる。
「ここが好きなのですね」
「……ぁん‥ハァ‥…ちが‥う…ッ」
蜜があふれほうだいになっているソコを、巧みな動きで甘くほぐされる。
「ちがぅっ…だめぇ//‥‥ああ、ああっ…ああっ‥」
途切れない絶頂は、かわいそうなレベッカを休みなく責め立てた。ただの女に、戻ればいいのだと。
意識が蕩けて
女の本能が、甘い至福を欲しがる。
身体を満たすものを求める──。
「……っ…レベッカ」
「──…!」
そして…彼に名を呼ばれた途端
彼女の中の《レベッカ》という乙女の心は容赦なく掻き乱されてしまった。
「どうしてほしい…?」
「…クロー、ド…!」
レベッカは、布で拘束されたままの腕で、その涙を流す顔を隠した。
もう、もう、我慢できない
でも…そんなことを言えるわけがない
「……」
クロードはそっと、責める手の動きをストップさせた。