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二重生活
第13章 色は匂へど
腰に腕をまわし合い、密着したまま部屋へ向かった。
玄関で止めどないキスを受けながら、服を剥ぎ取られて……。

「きゃ……」

突然体が浮かびあがり、首にしがみつくとそのままベッドへ運ばれた。

大きく開いた脚の中央から、蜜をすする激しい音が聞こえる。

「溢れすぎ……。ぷりぷりでぐちょぐちょでヤラシイ……」

「……やぁ……ん……そんな……ふうに……舐…め…たらイヤ……」

「いいの。全部舐めてあげる。おいしいここ」

舌でえぐられ、広げられた淫裂。
ヌプ……くちゅ……ぴちゃ……
敏感な粘膜は、この激しい責めに耐えられそうもなかった。
終わりの見えない快楽に飲み込まれ、溺れてしまいそうなのが怖くて、手を下に伸ばして髪の毛に指を絡める。

「いい眺め……。そんなにおっぱい寄せて、舐めてほしいんだ?」

指を蜜壺に出し入れしながらされる乳首への舌戯は、左右にくねって逃げようとしても執拗に追いかけてくる。
めくるめく快感に、

「……お願い……少し……休ませて……」

息も絶え絶えそう懇願する。

「ダメだよ今夜は寝かせない約束……」

さらに激しく掻き回され、恥ずかしい音をあげて鞠香はまた絶頂を迎えた。

「イきやすい体……何度も責めたくなる」

イったばかりの肢体が、キスにまみれて、新しい性感が生まれていた。

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