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二重生活
第14章 夢のあと
<終わったー!出てこれる?〕
〔うん。大丈夫>
<ポピー起きてる?桜見せてあげよう。一緒においで〕
……思わず、涙ぐみそうになった。
「ポピー……」
抱き寄せて、一緒にいこうねとほおずりをする。
彗君の思いやりが嬉しかった。
表面的なことだけではなく多面的に見て、考えてくれていることが嬉しかった。
マンションの前で待っていた彗君に、ポピーがちぎれんばかりに尻尾を振る。
抱き上げてほおずりする無邪気な姿が可愛くて、頬が緩んだ。
「ポピーすごく喜んでる。ありがとう」
「いや、俺も会いたかったし……。ね? ポピー」
「ふふ。すっかり仲良しね」
暖かい風が髪をさらう。
深呼吸をしたら、甘い香りが胸いっぱい入ってきた。
彗君を真ん中に、二人と一匹の夜桜散歩が始まった。
〔うん。大丈夫>
<ポピー起きてる?桜見せてあげよう。一緒においで〕
……思わず、涙ぐみそうになった。
「ポピー……」
抱き寄せて、一緒にいこうねとほおずりをする。
彗君の思いやりが嬉しかった。
表面的なことだけではなく多面的に見て、考えてくれていることが嬉しかった。
マンションの前で待っていた彗君に、ポピーがちぎれんばかりに尻尾を振る。
抱き上げてほおずりする無邪気な姿が可愛くて、頬が緩んだ。
「ポピーすごく喜んでる。ありがとう」
「いや、俺も会いたかったし……。ね? ポピー」
「ふふ。すっかり仲良しね」
暖かい風が髪をさらう。
深呼吸をしたら、甘い香りが胸いっぱい入ってきた。
彗君を真ん中に、二人と一匹の夜桜散歩が始まった。