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二重生活
第16章 lockset
放出のあとも、彗君は身体を離そうとはしなかった。

「腕痺れない?」

そう聞いても、

「大丈夫。こうしてたい」

さらに、ぎゅうと力がこめられ、密着する身体。
働いているときの姿からは想像もできないほど、彗君は甘えん坊だった。

「帰したくないな。毎日一緒に寝れたら、もっといっぱい可愛がれるのに」

「時間が止まればいいなんて、はじめて思った」

繰り返される甘い言葉に、酔いしれてしまう。
彗君の言葉は、脳を麻痺させ、蕩けさせる。

結婚しているのにいいの?、彗君なら誰とだって付き合えるはずなのに、どうして……?そんな問いすら、忘れ去ってしまいそうだった。

理由より、未来より、今、この腕に抱かれている幸せを感じていたい……。

「彗君……」

「ん?」

「もっと、ぎゅってして……」

「ん」

向かい合わせになって、キスをしながら抱き締めあった。

「彗君のキス、気持ちい……。でも、こんなに何度もキスしてたら、唇腫れちゃうね」

「いいよ、たらこ唇になっても」

甘噛みされる唇への刺激が、陰唇までもを濡らしていく。
長い指がそこに触れて、艶やかな秘密はすぐに暴かれてしまう。

「ほんと、濡れやすいね。鞠香さんに触ってると、すぐまたしたくなる」

「して……。私もしたい……」

「ほんとに俺……ヤバいほど、はまってる……」


ベットが軋む音は、明け方までなり止むことはなかった。
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