この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
二重生活
第16章 lockset
放出のあとも、彗君は身体を離そうとはしなかった。
「腕痺れない?」
そう聞いても、
「大丈夫。こうしてたい」
さらに、ぎゅうと力がこめられ、密着する身体。
働いているときの姿からは想像もできないほど、彗君は甘えん坊だった。
「帰したくないな。毎日一緒に寝れたら、もっといっぱい可愛がれるのに」
「時間が止まればいいなんて、はじめて思った」
繰り返される甘い言葉に、酔いしれてしまう。
彗君の言葉は、脳を麻痺させ、蕩けさせる。
結婚しているのにいいの?、彗君なら誰とだって付き合えるはずなのに、どうして……?そんな問いすら、忘れ去ってしまいそうだった。
理由より、未来より、今、この腕に抱かれている幸せを感じていたい……。
「彗君……」
「ん?」
「もっと、ぎゅってして……」
「ん」
向かい合わせになって、キスをしながら抱き締めあった。
「彗君のキス、気持ちい……。でも、こんなに何度もキスしてたら、唇腫れちゃうね」
「いいよ、たらこ唇になっても」
甘噛みされる唇への刺激が、陰唇までもを濡らしていく。
長い指がそこに触れて、艶やかな秘密はすぐに暴かれてしまう。
「ほんと、濡れやすいね。鞠香さんに触ってると、すぐまたしたくなる」
「して……。私もしたい……」
「ほんとに俺……ヤバいほど、はまってる……」
ベットが軋む音は、明け方までなり止むことはなかった。
「腕痺れない?」
そう聞いても、
「大丈夫。こうしてたい」
さらに、ぎゅうと力がこめられ、密着する身体。
働いているときの姿からは想像もできないほど、彗君は甘えん坊だった。
「帰したくないな。毎日一緒に寝れたら、もっといっぱい可愛がれるのに」
「時間が止まればいいなんて、はじめて思った」
繰り返される甘い言葉に、酔いしれてしまう。
彗君の言葉は、脳を麻痺させ、蕩けさせる。
結婚しているのにいいの?、彗君なら誰とだって付き合えるはずなのに、どうして……?そんな問いすら、忘れ去ってしまいそうだった。
理由より、未来より、今、この腕に抱かれている幸せを感じていたい……。
「彗君……」
「ん?」
「もっと、ぎゅってして……」
「ん」
向かい合わせになって、キスをしながら抱き締めあった。
「彗君のキス、気持ちい……。でも、こんなに何度もキスしてたら、唇腫れちゃうね」
「いいよ、たらこ唇になっても」
甘噛みされる唇への刺激が、陰唇までもを濡らしていく。
長い指がそこに触れて、艶やかな秘密はすぐに暴かれてしまう。
「ほんと、濡れやすいね。鞠香さんに触ってると、すぐまたしたくなる」
「して……。私もしたい……」
「ほんとに俺……ヤバいほど、はまってる……」
ベットが軋む音は、明け方までなり止むことはなかった。