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第9章 fall in love

乳首を口に含まれ、チロチロと舐められた。電気が走ったようになって、思わず仰け反ってしまう。

「肌が火照ってる。ピンク色になって綺麗だよ」

リョウ君は、上目使いで見上げながら

「鞠香はいけないことしてると感じちゃうんでしょ？ こんなに勃たせて、乳首物欲しそうにさせて……こうされるの期待してたの？」

意地悪そうな、楽しそうな顔で言った。

「ちが……う……いや……」

唇を噛んで、横を向く。それでも、ビクビク動いてしまう腰。悔しくて情けなくて、涙が出た。

「泣き顔も可愛い。もっと苛めたくなる。ちゃんと舐められてるとこ見ないとキスするよ？」

乳首をつまみ上げられながら、唇を貪られる。

「ンッ……ぁっ……いや……ダメ……やめて……おねが……い」

「なに？ おねだりしてるの？ 鞠香の声、エロすぎるよ。声だけで勃起する。こんなの初めてだよ……」

ねっとりと指の腹で乳首をなぶりながら、耳元で囁かれた。

堕ちてしまいそうになるのを、懸命にこらえる。

「我慢しないで。エロい声出していいんだよ。彗に聞こえるくらいね」

乳首をぎゅっとつねられて、悲鳴のような吐息が漏れた。
どんなに体をくねらせ、逃げようとしても、それは余計に指を敏感なところに食い込ませるだけだった。