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あなたに抱かれたい
第13章 高校受験

朝から継母の久美子がソワソワして落ち着きがない。

それもそのはずで、その日は義理の息子である正弥の高校入試の日だったからである。

「ほら、早く用意して。遅刻しちゃ受験出来なくなっちゃうわよ」

「大丈夫だよ母さん。まだまだ時間はたっぷりあるんだから」

「早めに行った方がいいわよ交通渋滞ってのもあるんだからね」

「何だよ姉ちゃんまで!俺はもう子供じゃないんだから、自分の予定ぐらい自分でわかってるさ!」

急かされると余計に反逆するかのように、正弥はどっかりと椅子に腰をおろして美味しそうにコーヒーを飲み始める。

「正弥くん、受験票は?忘れないようにしてね」

「あっ!そうか!受験票がいるんだっけ!」

久美子が声がけしなければ受験票を忘れるところだった。
正弥は慌てて自分の部屋へ受験票を取りに行った。

「久美子さんも大変ね、いきなりあんなデキの悪い息子の母親になっちゃって」

この日ばかりは日頃あまり仲の良くない久美子と茉優も正弥の事を心配して共闘を結んだかのように結託していた。

「そんじゃま、ちょっと早いけど行ってきます」

二階から降りてきた正弥にしても、余裕綽々のフリをしながらも、いささか緊張していた。

「頑張ってきてね」

心配顔で久美子が見送る。

「ちゃんと答案用紙に名前と受験番号を書くのよ!」

久美子と茉優が肩を並べて駅に向かう正弥を見送る。

「あの子、大丈夫かしら…」

「大丈夫なんじゃない?なにせ、名前さえ書ければ受かるような低レベルの学校だし」

茉優の言うように、正弥が受験する高校は出来損ないの生徒を受け皿にすると噂の低レベルの学校だった。


正弥は受験会場の学校に到着すると、鼻血が出そうなほど緊張してきた。
姉と義母の前では強がりを言ってみたが、元来臆病者の正弥だったので人一倍緊張していたのが事実だった。

試験開始から30分経てば答案用紙を裏返して教室を抜け出すことが可能だった。
低レベルと言われるように、受験生のほとんどが30分を過ぎれば誰も彼もが席を立った。
当然、正弥もほとんど回答できずに30分を目処に切り上げて校内をブラブラしてみた。

体育館の裏で一人の女生徒が木陰にしゃがみこんでいた。

何をしているのかと近づくと髪を茶色に染めた女の子はタバコをふかしていた。
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