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あなたに抱かれたい
第14章 高校入学と姉との別れ
姉の茉優とはその後何にちが経ってから連絡が取れた。
彼女が言うには、あのあと、家を飛び出して友人を頼ってコロコロとお邪魔していたそうだ。
家を飛び出したと知った男たちからは同棲を持ちかけられたが、きっぱりと断ったそうだ。
正弥との関係を久美子さんに知られたのをきっかけに、キッパリと男遊びを絶つことに決めたのだそうだ。
「で…姉ちゃん、これからどうするつもりだよ」
- 高校のクラスメートで祐希奈って子がいるんだけど、彼女も同じ大学に入学したのね、でね、その子と話したんだけど、ルームシェアで暮らすことにするわ -
「ルームシェア?それって何?」
- 一人じゃ家賃が高くて借りれないけど、一緒に生活すれば折半で済むから何とかやっていけそうなの。
これからの大学生活の四年間は祐希奈と暮らしていくわ -
「そうなんだ…僕はてっきりどこかの男の部屋に転がり込んだのかと思ってた」
- 抱かれてやった男はみんな遊びだったから、一緒に暮らすなんてこれっぽっちも考えてないわ。
とにかく、ちゃんと生活するから久美子さんにはそれとなく伝えておいてね -
「俺も高校を卒業したら家を出るよ!」
- 男は誰もみな、いつかは家を出るものだけど、せめて大学まではそこにいなさいよ -
「俺、大学になんて行かないよ。一日も早く働いて姉ちゃんと二人だけで生活したいんだ」
- あんた、まさか、本気で戸籍上は姉弟のままで私と結婚しようと考えているんじゃないでしょうね? -
「本気だよ。だって、姉ちゃん以外を愛するなんて無理だもん」
- そう言っていられるのも今のうちよ。きっと高校生活で可愛い彼女に出会えるわ -
そんなことはないさ!と反論したかったが、いつまでも話が堂々巡りになるので、じゃあ、また連絡するわと茉優の方から一方的に通話は遮断された。
「可愛い彼女なんて…」
そう思いながらも、合格発表の時に、肉体関係を結んだ早季子の顔が脳裏に浮かんだ。

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