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防音室で先輩に襲われて…
第13章 責め立てる舌先

 祝日があけた翌日の秀悠高校は、いつも通りだ。
 
 4限の選択授業を終えた椎名は、クラスに戻ろうと階段を上る途中で声をかけられた。

「あっ、いた、椎名!」

 同じ学年の男子生徒が、息を弾ませて駆け寄ってくる。
 
 その後ろには、数人の男子と女子が興味津々といった顔でついてきていた。

「……?」

 椎名は面倒くさそうな予感を抑えきれず、階段の途中で渋々足を止めた。

「どうしたの?」

「昨日さぁ、『星屑からのレコード』のコラボカフェにいたんだって?しかも女子と一緒!」

 周りにいた女子生徒が、悲鳴に近い声でたて続けに質問攻め。

「えーマジ!?誰と!?可愛かった!?」

「彰(アキ)くん、まさか彼女とか…じゃないよね?ね?」

「いやデートだろ!絶対デートじゃん!」

 質問が矢継ぎ早に飛んでくる。
 
 椎名は苦笑いを浮かべながら、適当に手を振った。

「ああ、行ったよ。別にたいしたことじゃないって」

「たいしたことじゃん!相手誰よ!秀悠高校の誰か??学年同じ??」

「いや、違う学年」

「えー後輩!?可愛い子!?」

「まあねぇ」

 曖昧に誤魔化しながら、椎名は再び階段を上ろうとする。



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